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オンラインアンケートを配信する5つの方法

本コラムではオンラインでアンケートを実施する際の5つの方法を解説します。アンケート内容やアンケート対象者によって適した方法を具体例を交えてご紹介しています。

セルフ型のアンケートツールを使って作成したアンケートを配信するにはさまざまな方法があります。
アンケートツールを利用してアンケートを作成すると自動でURLが発行されます。 今回はこのアンケートURLを回答者にお知らせする方法について具体的な利用シーン・アンケート対象者の実例をまじえて解説します。

メールで配信する

メールにアンケートURLを記載して配信する方法はリサーチの場でよく用いられている手法です。対象者が決まっており、なおかつメールアドレスを取得できている場合に利用できる配信方法です。

例えば購入者の「商品満足度アンケート」を取る場合は以下のような流れで実施します。実際に商品を購入した人やサービスを受けた人がアンケートの対象者となります。

事前に取得しておいた対象者のメールアドレス宛にアンケートURLを記載してメールを送信します。商品の使用感を尋ねたい場合には購入後一定期間たったころがタイミングとしては望ましいです。
複数回に渡って継続的にアンケートを取りたい場合にもやはりメールが便利です。また回答期限が迫った際にはリマインドメールを送り回答を催促することも可能です。

一方、サービスに関わる調査であれば期間を置かずアンケートを実施すると良いでしょう。対象者の体験内容が新しいうちにアンケートを依頼することで回答が多く得られる効果が期待できます。

このように目的に合わせてタイミングや回数を細かく調整ができる点がメール配信の長所と言えるでしょう。メール本文にはアンケートの内容など説明文を入れることができることもメリットのひとつです。

QRコードを作成する

スマートフォンがメインの調査ではQRコードが活躍します。アンケートURLからQRコードを作成して使います。アンケートツールによってはQRコードを発行できるものもあります。

店舗に来店した人を対象に「利用者満足度アンケート」を取る場合の例で流れをみていきます。まずはアンケートにアクセスするためのQRコードをプリントします。店舗に掲出し来店者がQRコードを読み込むことでアンケートを開始となります。その場で回答してもらいたい場合に適した方法と言えます。

また郵送物やパンフレット等の印刷物にQRコードを記載する方法もあります。回答者のタイミングでアンケートを実施できるため比較的負担は軽減できると言えます。

どちらの場合もスマートフォンの簡単な操作でアンケートに手軽にアクセスができることが最大のメリットです。

ウェブサイト上にURLを記載する

サービスサイトやショッピングサイト上にURLを設置してアンケート回答を案内する方法があります。例えばサイトなどの利用者に対してサイトの使い勝手やサービスなどの「顧客満足度アンケート」を実施する際に利用することができます。
サイトを閲覧している人全員が回答できるアンケートでよいか、サービスの利用者に絞るか、目的によって対象者の検討が必要です。 サービス利用者のみに回答してもらいたい場合は商品購入後の画面、またはログインした後にアンケートを表示するとよいでしょう。

ウェビナー終了後にURLを表示

講演や会社説明会、社員教育、商品紹介など現在では広く行われるようになったウェビナーにもアンケートを設置できます。内容についての意見や感想を集めるためウェビナー参加者アンケートが実施されています。
後日アンケートを依頼するよりも終了直後にアンケートに誘導することで回答を集めやすいメリットがあります。

オンラインミーティングツールのZoomではセミナーやオンラインイベントの終了後に簡単な「参加者アンケート」を実施することができます。
またアンケートツールで作成したアンケートURLを設置する機能も備えています。Zoomの終了画面からアンケート画面へリンクして回答を開始する流れとなります。

簡易的なアンケートであればZoomの機能で作成したものでも十分です。一方でアンケートツールを使うことで回答データを複数人で閲覧したり、より詳細な分析を実施できるメリットがあります。
用途や内容によって検討すると良いでしょう。

コミュニケーションツールでURLを告知

リモートワークが浸透したと言える現在ではオンライン上でコミュニケーションを取ることが主流となっています。「従業員満足度調査(ES調査)」を実施する場面では社内で利用しているコミュニケーションツールを使うと便利です。アンケートURLを社員に向けてメッセージするだけで完了となります。

コミュニケーションツールのSlackを例に挙げると対象の従業員が参加しているチャンネルでメッセージとともにアンケートURLを送ります。スレッドの機能を使えば後日リマインドをする際にも便利です。またメッセージにリアクションをつけられるためメッセージを確認した人、回答が済んだ人などを視覚的にチェックできることもメリットです。

メールでは単にメッセージを送信するだけとなり一方向になりがちです。社内でアンケートを実施する場合は双方向にコミュニケーションが可能なツールを利用して手間を省き効率的に実施しましょう。

まとめ

オンラインアンケートツールで作成したアンケートを配信する方法についてご紹介しました。いずれも対象者にURLを共有するだけの簡単な方法です。対象者やアンケートの目的に合った方法を選ぶことが大切です。
オンラインアンケートの実施を検討する際にアンケートの配信方法もあわせて検討したいものです。

この記事のライター

スマサーコラム編集部

スマサーコラムはセルフ型アンケートツールsmilesurvey(スマイルサーベイ)を活用した、リサーチに関する情報や課題解決に役立つコンテンツを発信しています。

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