この2年、新型コロナウイルス禍でわたしたちの生活はさまざまな変化や制限を強いられました。現在も新しい生活様式への対応は模索が続いています。仕事も例外ではなく多くの企業で、働き方を急速に変化させることが求められました。
「リモートワーク」という新しい働き方
人流を抑えるために移動や出社は制限され、在宅で仕事をする「リモートワーク」が広く浸透しました。また時差通勤やフレックスタイム制の導入なども普及が進んでいます。さらに、休暇を取りながら働く、余暇先で仕事もするという「ワーケーション」なる造語も派生しました。どの企業でも新型コロナウイルス禍によって今までの働き方を見直す必要に迫られています。新しい生活様式に合わせる形で、働く場所や働き方が多様化したのです。
政府が推進する働き方改革
働き方の見直しについては、コロナ禍以前から「働き方改革」が政府の重要政策の一つに位置付けられていました。2018年7月には働き方改革を推進する法律が成立しています。
政府の働き方改革の視点や関連法は時系列的にも災禍を想定・考慮したものではありませんが、このコロナ禍は労使ともに就業に対する意識と形態・環境を大きく変革させ、働き方改革の一端を促進したと言えるでしょう。
今、重要視される「ES調査」
さて、就業の意識や環境は大きく変わってきましたが、多くの従業員が雇用されているという関係性は変わっていません。実際の就業の形態・環境は事業所によって異なっており、所属する従業員の意識や価値観はさまざまです。
これまでの働き方では生じなかった新たな課題にも対応していく必要があります。
例えば、就業形態や環境変化の中で、従業員のモチベーションをどう維持していくかという課題は多く取り上げられるようになりました。従業員の仕事・業務や組織・環境に対する満足感を高めなければ、勤労意欲は、果たして生産性は上がりません。このようなインサイトを収集し把握するためには、従業員に対して調査を実施する必要があります。これを「従業員満足度調査」または「ES調査」と呼びます。(ESはEmployee Satisfactionのイニシャルです)
アンケートシステムを使った「ES調査」の実施
調査会社に委託しても実施できますが、1回のES調査で15万から数十万円の費用が発生します。それに対してセルフ型アンケートツールは月額費用が3万円〜とコストが抑えられるメリットがあります。
ES調査は定期的に実施して結果を分析、改善を図ることが目的です。従業員満足度を向上させるための持続可能な方法としてセルフ型アンケートツールを導入する企業が増えています。
満足度の高い企業は従業員がその会社で長く働きたいと感じる環境が整っていることを示しています。会社への愛着や仕事への意欲も高めるため、生産性の向上が期待できます。その結果、自社製品やサービスの価値を高め、顧客満足度にも結びついています。
最終的には企業の業績をも左右するため、今もっとも従業員満足度が重要視されていると言えるでしょう。
セルフ型アンケートシステム「スマイルサーベイ」ではスピーディーにES調査が実施できるテンプレートをご用意しています。
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■ この記事のライター
スマサーコラム編集部
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